下がる心のゆとりを

「いや?練習では出来るのですけど、本番になるとどうも・・・」

これ、私もよく分かります。現役当時、スパーリングでは出来た事が試合では半分も出せなかったものです。

なので、皆さんがよく口にする「シャドーでは出来るのに、マスになると途端に体が思う様に動いてくれない」の意味が痛いほどよく分かります。

自分の体なのに、思い通りにいかない?えっ!どうして?

その原因の一つは、?緊張?だと思います。

でも、その緊張があるからこそ楽しいものです。(その矛盾こそが楽しいわけです)

ただそれが緊張ではなく、恐怖感に変わってしまうと、それはあまりよくないですね。

当てないと分かっていても、実際に相手が前に立つと確かに怖いものです。

そもそも?マスボクシング?とは寸止めの意味ですから、当てる事自体反則行為なんですけど・・・わかっていてもなかなかうまくいかないものですよね・・・

キャリアのある人同士で行うマスは、見ていても実に安心感があるものです。

それはお互いが信用し合っているからだと思います。

そこには暗黙の約束があって、「私が攻撃したので、今度はあなたがどうぞ」のような。

もちろん言葉にしているわけではありませんが、なんとなくそんな雰囲気でやっていますよね。

そういう人のマスを見ていると、自ずと距離を取って相手に攻める機会を作っていることに気づきます。

人は大抵恐怖を感じると、攻め一辺倒になりがちです。

結果、互いに距離を作れずマスボクシングが成立しないという状況になってしまうわけです。

そこで私が言いたいのが?攻めるだけがボクシングじゃない?という事です。

下がること。決して相手のプレッシャーで下がらされているわけではなく、自ら先に下がる。

言い方を変えると、相手を誘導している事になります。

そして下がるからこそ、今度は前に出る事が何倍にもなって効果が出てきます。

明日から早速、攻守の緩急をつけたボクシング心掛けてみてください!

まずは?下がる心のゆとり?を持って。ですよ!

月別